絢爛たるグランドセーヌ
娘のいちばんお気に入りのまんがです。
絵柄もキレイで女性も読みやすく、ポーズも美しいです。
作者のCuvieさんは愛知県名古屋出身です。
高校生までバレエを習っていたそうです。
「昔、自分が打ち込んでいて、道半ばで挫折してしまった世界を、客観的に見られるようになったことで、描くべき時期がきたと考えました。
ずっと温めてきたバレエ漫画を、ようやく形にして、みなさんに読んでいただける機会が得られました。漫画家として、とても興奮しております。
この熱が伝わるよう、今後とも頑張ります。
バレエを知ってる方も知らない方も楽しめるものにできれば幸いです。」
と語っていらっしゃいます。
梨沙ちゃんのモデルはCuvieさんなのかなぁと思います。(勝手な妄想です。)
何度も言いますが、やっぱりバレエまんがはバレエ経験者が描くべきです。
また後日紹介しますが、バレエをわかっていない人が描いたバレエまんがにもやっとしているのです。
ところでチャンピオンREDを、絢爛たる~を買うときに初めて知りました。
もともと少年向けに2002年に創刊した月刊誌を青年誌にシフトしたようです。
なつかしい。「リングにかけろ」「男坂」もジャンプで読んでました~!
集英社、講談社、ときどき小学館、というまんが生活を送ってきた私は、秋田書店はノーマークでした。唯一読んだのは、刃牙くらい。いや、あと樹海少年ZOO1は読んだわ!
…話を戻します。
「グランドセーヌ」ってなんでしょうか。
響きはフランス語です。「セーヌ川」もあるし。
フランス語は合っているけれど、綴りがちがいます。
セーヌ川は Seine
グランドセーヌは Grand Scene 偉大な舞台、シーン、大舞台といったところでしょうか。
フランス語が得意な方、間違っていたら教えてください。
この「絢爛たるグランドセーヌ」は、バレエをやっている人の、バレエをやっている人による、バレエをやっている人のためのまんが!というのが私の感想です。
純粋で明るく、喜怒哀楽をわかりやすく出す、思わず応援したくなる主人公です。
ひたむきにバレエと向き合っていて、バレエを習っている子どもたちに読んでもらいたいです。
このまんがは好きです。好きですが、うーん、なんでしょう(´ε`;)
バレエを知らない人も楽しめるのかな…?
バレエを知っている人は、ポワントへのあこがれややっと履けるようになったときの気持ち、ライバルであり友達である仲間への嫉妬、尊敬、羨望などのまじった複雑な気持ち、共感できます。
たくさん出てくる演目も、「あっ、これやった」とか「この踊りやりたいやつ!」などの付加の気持ちが乗り、余計に面白く読めます。
でも、バレエを知らない人にはストーリーにちょっと面白みが欠けるかな?
クララ読者にはぴったりかな!
このブログを読んでくださる方はバレエにまったく関心がない人はいないと思うので、このまんがはきっと気に入ると思います。
絢爛たる~には、いろいろな演目、その中のバリエーションやパドドゥなどたくさんの踊りが出てきます。
1巻では、レ・シルフィード、ジゼル、くるみ割り人形、ドン・キホーテとその中のキューピッド
2巻では、オディール、スワニルダ、メドゥーラ
3巻では、海賊の1場面
4巻では、オーロラと眠りの森の美女
5巻では、ピチカート、
6巻では、マノン、アクティオンとディアナ
7巻では、パリの炎
などなど…。
まんがの中でがっつり取り上げられているものばかりではないですが、知っているのがあるとうれしいし、知らないのはうちの娘の場合、YouTubeで調べていました。
うちの娘は発表会で、眠りの森の美女の婚礼の場面に登場する、宝石の精の役をやりかけたので、まんがに出てくる1シーンだけでも「宝石だ!」とか、他の踊りで「発表会で〇〇ちゃんが踊ったやつ!」など、興味を持って読んでいました。
あと、私のおすすめのターンボードが7巻で少し出ていました。
第8巻は4月20日発売予定です。
楽しみです^^
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若いダンサーたち その3
3人目は、小川華歩さんです。
現在、世界5大バレエ団の一つとして有名なアメリカンバレエシアターでコール・ド・バレエをしています。
日本人でABTに入団したのは、加治屋百合子さん以来の二人目という快挙です。
愛知淑徳中高に通っていらしたそうで、勝手に親近感をいだいています。
ただし、私は大学のみ。中学から通えるのは、才女かつお嬢様です。
1995年4月生まれなので、もうすぐ22歳。まだまだお若いですね。
インスタグラムでよく近況を見させていただいていますが、ABTの仲間との写真が多く、舞台裏を見られてうれしいです。そして仲良くやっていることに、故郷の母のような気持ちで安心して見ています。
世代からかわかりませんが、主人公が意地悪されたり仲間外れにされたりするおしん的まんがをたくさん読んで育ったもので、そこが心配なのです。
身長168㎝の長身で手足がすらっと長く、お顔も小さいので、西洋人と並んでも違和感がありません。
ABTに入団した経緯は、2010年YAGP決選でシルバーメダルを獲得して、奨学金を得てABTのジャクリーン・ケネディ・オナシス・スクールに入学。2012年にアメリカン・バレエ・シアターのスタジオ・カンパニーに入団、その年の11月には研修生になり、2013年6月にはもう生団員として入団しました。
とんとん拍子で進んでいったように思えますが、それだけではないようです。ローザンヌに出場したときは、本調子ではなく思うような結果が出せなかったり、ABT入団後はけがをして踊れなくなったりと、つらい経験もされています。
10歳でYAGPに出場。
Kaho Ogawa (ABT): Sleeping Beauty Variation, YAGP 2006 (Age 10)
当時は10歳くらいの子はまだバレエシューズで出ている子が多かったそうですが、華歩さんはすでにポワントで美しく踊れています。
12歳で出場。
Kaho Ogawa (ABT): La Esmeralda Variation, YAGP 2008 (Age 12)
きれいですね~。
ポーズがぴたっと止まって、シャッターチャンスを与えてくれる感じ、大好きです。
YAGPって観客が拍手や歓声をあげますよね。そこがアメリカっぽいですねー!
12歳ですが、すでにもう手足はすらっと長くてうらやましいです。
14歳で出場。
Kaho Ogawa (ABT): Swan Lake Variation, YAGP 2010 (Age 14)
手足の細くて長いこと!! 回転の美しいこと!!
踊り始めてすぐ歓声があがります。
ABTでは現在Whipped Cream(ホイップクリーム)という演目をやっているようです。
そのイメージ画ががとってもかわいくてかわいくて♡
グッズが欲しい~~><
すっごく可愛いですよね!
ハロウィンの頃、華歩さんがインスタグラムでカップケーキ姿を披露しているときがあって、ハロウィンの仮装と思っていました。
また練習のときも、カップケーキ姿で踊っているのがあって、「アメリカって練習でもそういうノリなの!?」って思っていましたが、たぶんこのWhipped Creamの中でカップケーキの役なんでしょうね。
腑に落ちました。
それにしても、観てみたい♡
日本にツアーにきてくれないかな~~!
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若いダンサーたち その2
ふたりめは、Ayaka Sonehara(そねはらあやか)さんです。
とってもとっても若いダンサーです。
このときは10歳で、現在はおそらく12歳です。
あやかさんを初めて知ったのは、娘の発表会の演目である4羽の小さな白鳥の踊りを観るために、You Tubeで探していたときです。
あやかさんは外国に住んでいらっしゃるようで、そこのバレエ教室で、生徒さんたちがレッスンで踊っている動画でした。
背の高さが全然ちがっていて、というのも、その当時あやかさんはまだ9歳だったのです。ですが、大きい子たちといっしょに踊っていました。
なんだ、このめっちゃ上手なちびっこは!?というのが第一印象です。
このとき、練習だからかわかりませんが、音楽が少しテンポの遅いものでした。
それで、家で練習するのによく見ていました。ですが、この頃見当たりませんので、削除されたのかもしれません。
そのとき以来、あやかさんのファンになって、You Tubeのチャンネル登録をしました。
YAGPで1位になったときの踊りです。
「ラ・フィユ・マル・ガルデ」と書いてあります。
日本では「リーズの結婚」としてよく知られています。
La Fille Mal Gardee 1st place YAGP2015 SF(Ayaka Sonehara) 10yrs and 2 months old
ドン・キホーテ 第3幕キトリのバリエーション
"Don Quixote, Kitri Act 3 variation" 1st place YAGP2015 SF(Ayaka Sonehara) 10yrs and 2 months old
ものすごく体が柔らかいです。
グランジュッテの美しさにみとれてしまいます。
背中もとても柔らかいです。
タリスマン
”The Talisman” variation1st place YAGP 2015 SF(Ayaka Sonehara) 10yrs and 2 months old
衣装は3着ともお母さんが作られたそうです!
すごいですねー!!プロみたい!プロなのかしら?
家庭科の成績が最低ランクだった私にはできそうもありません。
お裁縫ってできたらいいでしょうね~。
お裁縫に自信のある方は、こんな本がおるので、作ってみてはいかかでしょうか?
コンクールに出るようなお子さんをお持ちだと、衣装を手作りされる方は、割といらっしゃるようです。
おうちでのトレーニングの仕方もYouTubeで紹介していらっしゃいます。
"Basket:back exercise" for ballet, "How to do ballet training at home"
ほかにもいろいろあります。
娘は真似をしています。少しでも柔らかくなるといいな~。
ターンボードの使い方です。
How to use and review for "Ballet Turn board"
抜群の安定感です。こんな風に回れたら楽しいだろうな~!
私はというと、まだ1回転でもうまくバランスが取れませんTT
娘は順調に回転数を増やしています。前にターンボードのことを書いたときから2週間ほど経過していますが、あれから2回増えて、今は調子が良いと8回転回れます。
あやかさんは今はまだ12歳。これから数々のコンクールに出たり、その後はバレエ団に入ったり活躍をされるんでしょうね。
次はいつどんな舞台でのあやかさんを見られるかな?
今後大注目で、ファンとして見守っていきたいです。
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若いダンサーたち その1
私のお気に入りの若いダンサーを紹介します!
まず、ひとりめは、ミコ・フォーガティさん。
ミコさんは、映画「ファースト・ポジション」で取り上げられたので有名ですね。
私も、ファースト・ポジションで、ミコさんの可愛らしさにやられました。
お顔の美しさもありますが、やはりその才能、ポーズの美しさにほれぼれします。
インスタでフォローしているので、いろいろなポーズを見ては、美しさにため息をついています。
脚が高く上がり、6時のポーズができるので、二重関節なのでしょうか。
二重関節…通常のヒトの関節の可動域より、先天的にその限界を超えて可動域が広い関節のことをいう。確率的には20人に1人くらいと言われる。
この身体的性質を持つ人は関節の可動域が大きいため身体が非常に柔軟であり、「親指が手の甲につく」というのも二重関節の一種。180°開脚などの「普通の人が必死に訓練してやっと出来るようになる動き」が最初から何の苦もなく可能であり、更に訓練を重ねれば通常人には到底不可能なポーズをとることすら可能になる。
但し、本来ヒトの身体では動くはずのない範囲までどこまでも関節が動いてしまう場合もあり、骨と骨がぶつかったり、脊椎を傷めたりするなどの故障を起こしやすい欠点もある。
二重関節として知られているバレリーナには、上野水香、 シルヴィ・ギエム、 アリーナ・ソーモワ、 ナタリア・オシポワなどがいる。…wikipediaより
けがをしやすいようなので、良いことばかりではありませんが、凡人からするとうらやましいです。
ちなみに、わたしの母は、手の親指が甲につきます。wikiによると、これも二重関節だそうですが、私はできません。うちの母の場合、子どもの頃、暇なときに親指を反らせて遊んでいたら、そのうちつくようになったそうです。
可愛らしいお顔は、1枚目の画像のジゼルのような可憐な踊りがぴったりですが、私はミコさんの踊りは、エスメラルダが一番好きです。
緩急のつけかたが、見ていて気持ちが良いです。
Miko Fogarty, 15, Varna IBC 2012 Bronze Medalist, 2nd Round - Esmeralda -
観客も盛り上がってます。
ミコ・フォーガティさんについて
1997年ロンドン生まれ。2才のとき米国へ引っ越しました。スイス・英国・日本の国籍を持つ。
2009年 ワールド・バレエ・コンペティション 金メダル
2010年 YAGP(ユース・アメリカ・グランプリ) 銅メダル
2011年 ワールド・バレエ・コンペティション 金メダル
2012年 ヴァルナ・インターナショナル・バレエ・コンペティションメダル 銅メダル
2013年 ローザンヌ国際バレエコンクール ベスト・スイス・ダンサー
モスクワ・インターナショナル・バレエ・コンペティション 金メダル
2014年 ヴァルナ・インターナショナル・バレエ・コンペティション 銀メダル
2015年 バーミンガム・ロイヤル・バレエ団入団
現在 アーティスト
アーティスト…バレエ団によっては、ダンサーの階級について固有の呼び方がある。主役級のエトワール、プリンシパル、それに次ぐ準主役級のソリスト、コール・ド・バレエ(群舞)を踊るカドリーユ、アーティストなど。
もうすぐ20歳という若さなので、まだまだこれからが楽しみです!
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No Title
私は、バレエのレッスンに行くたびに、3日間ほど筋肉痛が続きます。
もともと、1回1時間のレッスンを月に2回受けていたのですが、それだけだと維持が精いっぱいであまり上達しないので、月4回のレッスンを増やし、月に6回にしました。
すると、3日間ほど続いていた筋肉痛が、次の日だけくらいになりました。
ですが、バレエ教室の事情で月4回の方に通えなくなり、今はまた月に2回だけに戻りました。
前回は3日前の火曜日に受けたのですが、今日金曜日でまだ筋肉痛が続いています。
前は私が受けているクラスには生徒が多い時で10名を超すときもあったのですが、ケガをされたり、仕事が忙しくなったりで、今は半分ほどしかいません。
人数が減ったからか、バリエーションを教えてもらうようになりました。
今はパキータの第4バリエーションを教えてもらっています。
とってもかわいい曲と踊りです。
Variação Paquita - Larissa Faturi - Festival Joinville 2015
もちろんこれをだいぶん簡単にしたバージョンです。
それでも初めてバリエーションを教えてもらったときは、筋肉痛が日曜日まで続きました。これは新記録です!
普段からのトレーニングが必要だなーと思います。
でも数年前、自己流のトレーニングで失敗して、1年半、脚の付け根を痛めたことがありました。
ストレッチをするときに勢いをつけたら、筋が痛っ!てなって、そこから1年半…。
長かったです。ストレッチのときに勢いをつけてはいけないと知らなかったのです。
大人になったら、いえ、BBAになったら無理してはいけませんね。
ちなみに、娘が踊っている4羽の白鳥の練習に、家で付き合って一緒に踊ることがあるのですが、体力が持たなくて、最後まで踊れません。バレエシューズででもです。トウシューズで真剣に踊ったら、いったい何日筋肉痛が続くことでしょう…。
またレッスンを増やしたいのですが、今教えてもらっている先生のところは、私の仕事と曜日や時間が合わず、これ以上は増やせません。ですが、娘のバレエ教室では、都合が合う曜日があるので、そこで習いたいけど習っていいものなのか。(実は、娘のバレエ教室と、私が今習っているところは別なのです。)
今の先生は好きだし尊敬もしているので、今のところは辞めたくないし。
悩みます。
バレエ教室って、ちょっぴりめんどくさいところがあって、気を遣います。
最近、私が子どものころ習っていたバレエ教室のサイトを見てみたら、「団員✖✖を除名しました」っていうのが載っていました。
「信頼を失墜する言動をくり返したため」だそうです。文言から、怒りと失望が伝わります。公開処刑のようで、名指しされた方が気の毒に思えます。
他の団員の場合、「団員〇〇が退団しました。お疲れ様でした。」なのに、その方だけ「除名しました」なので、気になります。野次馬根性だけど、気になって調べてみました。
その除名された方は、自分で少し前にバレエ教室を立ち上げたようなので、独立の際にもめたかな?想像ですが。
どんな職種でも、師匠の元を離れ、独立するときにうまくいかないと泥沼になりますよねー。会社を辞める時でもそうですけど。
私も最初に会社を辞めるときには、苦労しました。小さくてアットホームな会社であれば余計そうです。
除名したほうも、されたほうも、それぞれに言い分はあるでしょうし、どちらかに落ち度があるか、どちらも悪くないかもしれません。
でもインターネット上でそんなふうに書くと、書いた方の品は疑うし、書かれた方には同情します。たとえ、書かれた方が悪かったとしても、真実は当事者にしかわかりませんから。(それを話題に上げる私の品はないです、ハイ。)
あと、除名された方は、除名されたとは思っていないかもしれません。「退団」のつもりでも、怒りを買ってしまい「除名」とされたのかもしれません。
…なんかもやもやします。
↓ これでも観て、気分を変えてください♡
LES BALLET GRANDIVA'S MEN IN TUTUS
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ダンス☆ダンス☆ダンスール
今回はこの「ダンス☆ダンス☆ダンスール」についてのひとりごとです。
レビューというほどのものではありません。
見たことがある絵だなーと思ったら、「溺れるナイフ」を描いているジョージ朝倉さんの作品でした。
「溺れるナイフ」を読んだきっかけは、私の大大好きなくらもちふさこ大先生の「天然コケッコー」のパクリ、という噂を聞いたからです。
どんなもんか読んでみよーと、読みました。
容姿の良い男女、(男女は逆だけど)東京から田舎へ引っ越し、広島弁丸出しという共通点がありました。
確かに1巻を読んだときは、「あれ?天然コケッコーの現代版?」とは思いましたが、話を読み進めていくうちに、別物だと思えてきました。
映画化されるほど人気の漫画です。
まんがを実写化すると、たいていにおいてファンは「イメージとちがう!」と怒りがちですが、わたしはこの小松菜奈さんは、イメージどおりだなあと思いました。
あと、イメージどおりと言えば、「20世紀少年」のカンナ役の平愛梨さん。
平さんは見た目はきりりとしていて、カンナの芯の強さを表すのにぴったりです。
あと、小泉役の木南晴夏さん。
木南さんにいたっては、小泉役をやるために生まれたかくらい、そっくりと思いました!!
…話がどんどん逸れていくので、戻します。
「ダンス☆ダンス☆ダンスール」はビッグコミックスピリッツで連載されています。
青年誌なので、娘が読むのに性的描写がキツいといやだな~と、そこも気にしつつ読んでいます。
男の子同士の会話で「やり〇ん」という言葉や女の子をエッチな目で見てしまうとか、あとはキスシーンもあります。家庭によってはアウトかもしれませんが、我が家ではセーフとしておきます。「やり〇ん」は現在小3の娘には言葉の意味がわからないでしょう。
娘が読んでいる「ちゃお」にさえ、親からすると「おいおい💦」と思ってしまうようなエッチなところがたまにはありますからね。
すべてのエロをシャットアウトすることはあきらめています。
でも「テレプシコーラ」には、性的な児童虐待にあたるシーンがあって、それをすっかり忘れていて、娘が読んでいてあせったことがありました💦
でも「ビッグコミックスピリッツ」は、「ヤング〇〇」系のエロを渇望する中高生男子向けとは違い、話を楽しみたい大人が読むまんがというイメージなので、そんなにどぎついのはないのではないかと思っております。(個人的な感想です。)
男の子が主人公で、バレエに対する気持ちも、最初は周りの目を気にしたり、だけどやっぱり好きなものは好きなんだ!と、とても素直です。
まず、男の子を主役にしてくれたことが、とてもうれしいです。女性の漫画家さんなので、女の子が主役の方が描きやすいでしょうし、完全に男目線では描けないとは思いますが、バレエを男の子目線で見れる気がします。
スピリッツの公式サイトで試し読みができます。
ちなみに、「ダンスール」とは「男性舞踊手」を意味するフランス語で、女性は「ダンスーズ」といいます。
「バレリーノ(男)」「バレリーナ(女)」はイタリア語で、私が子どもだった頃は、こう言っていたような気がします。
現代では男女の区別をなくして、「バレエダンサー」と英語で言うことが多いですね。
客室乗務員も昔は「スチュワード(男)」「スチュワーデス(女)」から「キャビンアテンダント」等になったり、看護婦さんも今は看護師さんと言いますね。
男女をわけることで、ぶつぶつ言う世の中になったんですね。何もかも平等、一緒にするなんて物理的には無理なのに、呼び方だけでも平等に、といったところでしょうか。
また話が脱線してしまいました。
5巻は4月12日発売だそうで、楽しみです。
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ターンボード
私は、回転系のパが苦手です。
ピルエット、ピケターン、シェネ、子どものころから苦手です。
私が習っていたバレエ教室では、入ってから5年ごとの発表会で、ソロを踊らせてもらえました。
私は8歳で「動物の謝肉祭」の「水族館」という曲で、熱帯魚の踊りをしました。
サン=サーンス:組曲「動物の謝肉祭」より 第7曲 『水族館』
最近(少し前かな)、この曲がカビキラーのCMで使われていて、自分の曲みたいに思っている私は「失礼な」という思いもあるのですが、聴く機会が増えた分、思い出すことも増えたのです。
初めてのソロを踊らせてもらえる喜びと、ある屈辱…。
ステージの上手奥から下手手前に、斜めにピケターンやシェネで移動してポーズ、という振りはよくあると思うのですが、ピケターンもシェネもできなかった私は、アラベスクの連続に振りを変えられたのです…。
同じ年に習い始めた、同じ年の子があとふたりいましたが、その子たちは、上手に回れていました。
それから二十数年後。
大人になってバレエを再開した私は相変わらず、回転系のパが苦手なのです。
あるときレッスン場にターンボードを持ってきた方がいました。
ターンボードは、 この映画の中で、アラン君が使っていることで、広く知られるようになりました。
BD/DVD「ファースト・ポジション 夢に向かって踊れ!」予告編
ターンボードに、みんなは代わる代わる乗って回ってみたのですが、できないとわかっていた私はプライドが邪魔をしてやらなかったのです。できなかったのです。
でもターンボードがあれば、回転のコツがつかめるかも~。とはずっと頭にあって、バレエのお店に行くたびに気にしていたのですが、売っていないんですね。
少し調べると、インターネットで買うのが一般的とあり、そうか~と思いつつ、なんとなく年月が過ぎてしまったのですが、今年のお正月になって、娘が急に「お年玉で買いたい。」と言い出しました。
アマゾンで注文しました。在庫がないのか、海外から取り寄せるのかわかりませんが、わりと待ちました。1月5日に注文して、届いたのが1月20日なので、2週間ほどです。
危ないといけないので、まず、試しに私がやってみました。
やっぱりバレエシューズの感覚でやると、回転が速くなりすぎてしまうので、抑えめにやってみるように娘に言いました。
娘は、まずは1回転。最初はうまく回れませんでしたが、だんだんコツをつかんできたようで、キレイに回れるようになってきました。
私は、というと、1回転、1回転と何度もやっているうちに、目が回って、だんだん気持ち悪くなってきました。
「もう無理」と休んでいるのに、娘は何度も練習しています。
「目が回らないの?」と聞くと、少しは目が回るそうですが、平気な程度とのこと。
もうここで差がついてしまっています。
顔をちゃんとつけること、とか、一か所だけ見ること、とか、頭ではわかっていて、やっているつもりだけど、要はできてないんですね。
ピルエットボードがすっかり気に入った娘は、一日数回、宿題の合間など、思いついたら出して、くるくる回って片づけて、とこまめにやっています。
最初は1回転だったのが、2回転、3回転と増えていき、昨日は初めて「6回転できたー♡」と喜んでいました。
バレエシューズでも、2回転できるようになったようで、先生から褒められたそうです。
ターンボードはアテールだからどうかなとは思っていたけど、回転の軸をつかむって言うのかな?回る感覚が身についてきたようです。
先生に「ドゥミポワントの位置が高くなった」とも褒められたそうです。これはターンボードとは直接は関係ないと思いますが、一度褒められたことで、よりはり切っているからかな?と思います。
私は、というと…。
相変わらず1回転もろくにできない状態…。
娘に対抗して2回転にチャレンジすると、軸はくずれるわ、顔がついていないと偉そうに指摘されるわで、さんざんです。
娘は、回転が止まったあとしばらくパッセをキープしてから脚を下ろしていますが、私の場合、回った後、耐えきれなくてパッセにしているほうの脚をすぐに下ろしてしまいます。やっぱりバランスが取れていないんですね…。
「ターンボード」で連続回転の練習デモ。by グリゴリー・バリノフ
こんなふうに回れるようになりたいものです。
うちのターンボードは青です。
他にピンクとか紫もあるようです。
レビューを書くとしたら、数年前だったら私だけしか使わないから
「難しくて上達しません。☆2つ」
といったところですが、
娘の場合で書くと
「回る感覚がついてきたようです。回るのが楽しくなっていつも回っています♪☆5つ」です。
身を持って思うのですが、レビューって、使う人の年齢ややタイミングによって変わるから、そこまで意識して読んで参考にしないといけないですね。
同じ4400円でも、私にはほぼ無駄だから高く感じるけど、娘にはその値段だけの価値があると思いますからね。
ところで、映画「ファースト・ポジション 夢に向かって踊れ!」ですが、すっかりファンになって、ミコ・フォーガティさんはインスタでフォローさせてもらっています。今は、バーミンガム・ロイヤルバレエ団で活躍されているようです。
ミケーラ・デプリンスさんの本も買いました。今はオランダ国立バレエでソリストをされているようです。
映画「ファースト・ポジション」に話題が移ると、またまた長くなってしまうので、また別の機会で書きたいと思います。
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