はじめまして。
バレエをしている皆さん、始めようとしている皆さん、観るのが好きな皆さん、バレエ音楽が好きな皆さん、初めまして。
今まで、始めたいと思いつつなかなか始めてこなかったバレエについてのブログを、ようやく始めることにしました。
まず、自己紹介をします。
私のバレエ経験
3歳隣の市のバレエ教室で習い始める。
8歳初めてソロを踊る。
10歳トウシューズを履く。
10歳バレエを辞める。
35歳バレエを再開する。
37歳トウシューズを履く。
3歳で始めたときは、完全に私の母のあこがれからでした。
戦後の貧しい時代に5人姉弟で育った私の母は、裕福なお友達がピアノとバレエを習っていることがとてもうらやましかったそうです。
私ははっきり言って、バレエがあまり好きではありませんでした。当時はとても厳しい先生が多く、厳しく注意されるのがいやでした。
でも発表会は好きでした。お化粧をしてもらって、チュチュをきて舞台に出て照明を浴びるのが快感でした。目立ちたがりだったんですね~。
10歳になり、とうとうトウシューズを履けるようになりました。
そしてトウシューズを履き始めてすぐにやめることになりました。
私が子供のころは、バレエを習っている子は、画商や車屋さんや時計屋さんなど、お金持ち家の子ばかりでした。サラリーマン家庭はうちくらいだったそうです。
今のように衣装のレンタルがなく、発表会のたびに1着2着と仕立てて1回着たらポイ、出演料も高く、大人になってから母から聞いたのですが、今の時代よりお金はずっとかかっていたそうです。
それに先述したように、バレエの先生は熱心がゆえにバレエに厳しく、思春期に胸が膨らんではいけないとさらしを巻かなければいけなかったり、公立高校ではバレエに支障が出るから私立高校に行くように言われたり、発表会の日は家族のお葬式にも出させてもらえなかったりという話を、高校生のお姉さん方のお母さんから聞いたうちの母は、うちは何事もバレエ優先ではなく、お習い事感覚で良いと思ったそうです。
もちろん、サラリーマン家庭のうちでは、どんどん増えていくレッスン料や発表会の費用を払いきれないということもありました。他のお母さんから、「中学生になると、パドドゥのと相手役をどこかから借りてきて、その方のレッスン代、ホテル代、食費、交通費も払わなければいけない」と聞いたそうです。
「トウシューズを履くようになったら、もう娘は辞めたがらなくなるよ~!辞めるなら早い方が恨まれないよ~!」というアドバイス(?)をもらった母は、せっかくトウシューズを履けるようになったばかりの私を、急いで辞めさせたのです。
その思惑通り、その頃の私は、発表会は好きだけど、バレエを踊ること自体は特に好きでもなかったので、あっさりと辞めてしまいました。(^^;
でも、実は好きだったんですね。
バレエをあまり好きではなかったとは言え、トウシューズには憧れていましたし、トウシューズで踊れるようになりたかったという気持ちはずっと心の奥底にあったようです。
高校生になって、バレエを続けている友達と再会したときはとてもうらやましく思いましたし、テレビでバレエの番組をやると、必ず見ました。
バレエ音楽も大好きで、チャイコフスキーのCDがお気に入りでした。
大人になってからは、大人のバレエ教室を探してみましたが、その頃はまだ大人バレエをやっている数が少なく、仕事との時間も合わず、あきらめていました。
でもときどき発表会を観に行ったり、海外のバレエ団の公演も観に行ったりしました。
そんな私に待望の娘が生まれました。
3歳になる前に、地元のバレエ教室を探し始めました。本格的なお教室のほかに、文化センターのようなところの教室もあって、全部で10くらいの教室がありました。
探しているうちに、自分が習うつもりはなかったのですが、ある文化センターの大人のレッスンが、目に止まりました。
仕事が休みの火曜日の午後早い時間だから通える!
上の子の下校にも、保育園のお迎えにも間に合う!
娘を習わせるより先に、自分が習い始めちゃいました~(^^;
そこから1年くらいは、大人の初心者のクラスで習いました。
背中や肩の使い方や、腹筋の使い方、勘を取り戻すまでずいぶんかかりました。だって、20年以上ぶりでしたからね。
それから1年くらい経って、トウシューズを履くお許しをいただきました。
そして、そこからは何年経ったかな?まだまだ、全然上手には踊れません(^^;
次は、娘のことを書きたいと思います。